新設:2018-07-01
更新:2022-11-13
縁起・沿革
撮影:2018-04-10
白龍館(正面入口)
身代不動明王と白雪稲荷は白龍館1階
白龍館は大須商店街にある
万松寺前の商店街
ふれあい広場
所在地
愛知県名古屋市中区大須3-29-12
名 称
亀嶽林(山) 萬松寺 (宗派を問わない単立寺院)
開 創
天文9年(1540)
開 基
古渡城主・織田備後守信秀(織田信長の父で尾張一円を支配)
開 山
大雲永瑞大和尚(織田信秀の伯父)
御本尊
11面観世音菩薩
創建時の所在地
織田家の菩提寺として、現在の名古屋市中区錦と丸の内2~3丁目に創建され、7堂伽藍の備った大寺院で、敷地は約5万5千坪であった
織田の人質・竹千代(後の徳川家康)、万松寺で2年余を暮らす
天文16年(1547)、三河岡崎城主・松平広忠は、岡崎を攻略しようとする織田信秀と対抗するため、今川義元と盟を結び、6才の竹千代(後の徳川家康)を人質として駿河へ送る途次、田原城主戸田康光により、竹千代は織田信秀に売られ、人質交換で駿河の今川義元の許に赴くまでの2年余を、信秀公の保護下、加藤図書助順盛(かとうずしょのすけのぶもり)宅を経て、万松寺で暮らした。この間、竹千代は織田信長と接触があったのではといわれる。
織田信秀の死と織田信長の振る舞い
天文21年(1552)3月3日、織田信秀が享年42才で病死
葬儀は万松寺で、3百人の役僧の読経の中で厳粛に執り行われた。18才の喪主・信長は、葬儀に相応しくない服装で現れ、仏前に進むと抹香を大きく手づかみにするなり信秀の位牌に投げつけた。信長の振る舞いで「うつけ者」の噂が更に高まった。
万松寺、現在地・大須へ移転
慶長15年(1610) 名古屋城築城に当たり、徳川家康の命により現在の地・大須に移転
移転当時の寺域は約2万2千坪の広さであった
寺領の大部分を開放
大正元年(1912)、37世大円覚典和尚が、寺域の大部分を開放し、大須商店街の誕生に導き、大須を名古屋の大繁華街とした
戦災による焼失と復興
昭和20年(1945)3月12日の名古屋大空襲により、大須地域一帯が焦土と化し、万松寺も焼失した
戦後の復興は、稲荷堂と不動堂を新築したものの、本堂の再建は大幅に遅れ、平成6年4月に完成した。本堂は、商店街にとけ込む形で、鉄筋コンクリート造の地下1階、地上5階建で、本尊11面観音菩薩を安置し、納骨堂、からくり人形、鐘楼堂がある
宗派を問わない単立寺院に移行
平成28年(2016) 仏教を広く世に広めるために、曹洞宗との被包括関係を廃止し、宗派を問わない単立寺院となった
諸堂を「白龍館」に建替
平成29年(2017) 身代不動明王と白雪稲荷を収める、防災ビル型の諸堂「白龍館」に建替、地下2階、地上5階建で、納骨堂や多目的ホールを備えるという
尾張藩初代藩主・徳川義直の正室(春姫)の御廟
万松寺には、かって尾張藩初代藩主・徳川義直の正室(春姫)の御廟があった。春姫は、万松寺に帰依していた。その御廟の建物は、現在、名古屋東照宮の本殿として使われている。
参考Webサイトほか
亀岳林万松寺サイト
歴史探訪 寺町大須なごや大須商店街公式サイト
万松寺配布資料「万松寺の歴史」
白龍館
撮影:2018-04-10
白龍館(左)・本堂(右)
本堂入口前に工事中仮設建物
白龍館入口
大須商店街の新天地通沿い
所在地
愛知県名古屋市中区大須3-29-12
案内板 (名古屋市教育委員会案内板)
万松寺(ばんしょうじ)
亀岳山と号し、曹洞宗の寺院である。天文9年(1540)織田信秀が名古屋村(現中区錦2丁目)付近に創建し、僧大雲永瑞を開山とした。名古屋城築城の際、加藤清正がこの寺を宿舎としたことは有名である。
慶長15年(1610)、この地に移り、諸堂が建立されたが、昭和20年、戦災により焼失した。境内には、かって菊人形の見世物で賑わった黄花園があった。
名古屋市教育委員会
補足
白龍館右脇に、地上から3階にわたり設置されている3頭の白龍モニュメントと連動した、音・水・光で演出されたショーが、1日に5~6回、決められた時間に、上演されるとのこと
身代不動明王
撮影:2018-04-10
身代不動明王
所在地
愛知県名古屋市中区大須3-29-12
案内板
身代不動明王 (みがわりふどうみょうおう)
万松寺に安置されている不動明王は御立体の石像で秘仏となっております。
戦国時代に織田信長公が鉄砲の名手杉谷善住坊(すぎたにぜんじゅぼう)に狙撃されましたが、万松寺の和尚より貰い受け、懐に携えていた干し餅に当たり、危うく難を逃れました。その時「これも万松寺の不動明王のご加護によるものだ」と言われた話を、後に聞いた加藤清正公が「身代不動明王」と命名しました。
以後、霊験あらたかなお不動様として多くの人々に信仰され、親しまれています。
白雪稲荷
撮影:2018-04-10
白雪稲荷
白雪稲荷(入口)
所在地
愛知県名古屋市中区大須3-29-12
案内板
白雪稲荷 (はくせついなり)
「白雪吒枳尼真天(はくせつだきにしんてん)」がお祀りしてあります。
慶長15年(1610) 名古屋城の築城が終わり、武将の上屋敷を作るために、万松寺を現在の大須の地に移転しました。その折、移転先の小林城内にお祀りされていた白雪稲荷を、そのまま譲り受け、万松寺の鎮守神としました。
また、古くからの言い伝えによれば、衰退を始めた万松寺の窮状を見かねた白雪稲荷が御小女郎に化け、お金を工面し救ったとされる「御小女郎伝説(おこじょろうでんせつ)」もあり、商売繁盛、金運招福などのご利益があるとされています。