新設:2018-07-01
更新:2022-11-13
縁起・沿革
撮影:2018-04-12
名 称
日吉山王社
所在地
愛知県岡崎市滝町字山籠117 瀧山寺本堂裏手(北側)
創 建
正保3年(1646)9月
案内板 (岡崎市教育委員会案内板)
岡崎市市営文化財 瀧山東照宮
建造物 日吉山王社本殿 1棟
7間社流造、桟瓦葺(元檜皮葺)。慶長13年(1608) 徳川家康によって建立されたと伝えるが、現在の日吉山王社本殿は、本殿床下の背面板壁内側の「正保2年6月」の墨書、及び斗組、木鼻、蟇股の様式が瀧山東照宮のものと、ほぼ一致することから、正保2年(1645)
3代将軍家光の瀧山東照宮建立の際に、修築されたものと考えられます。
現在、重要文化財に指定されている7間社以上の流造本殿は、全国で9棟ありますが、このうち11間社と9間社の本殿は、いずれも1間社または3間社を相の間で連結した連棟型社殿です。日吉山王社本殿は、全国的にも数少ない7間社流造であり、また7間社以上の流造にみられる連結の社殿ではなく、身舎を横長1室の内陣として奥に簡素な祭壇を付設した平面構成となっている点が特徴です。
平成18年12月21日指定
岡崎市教育委員会
案内板 (日吉山王社を守る会案内板)
日吉山王社本殿由緒・沿革
瀧山寺伝によると、瀧山寺中興仏泉永救により、保安3年(1122)に天台宗寺院瀧山寺守護神として、近江国日吉大社より勧請されたもので、山王信仰の事例として、神仏習合の貴重な建造物であります。
近世に入り、慶長13年(1608)に徳川家康によって社殿が建立され、正保2年(1645)に家光が瀧山東照宮を建立した際に、再建されたものであります。
本殿は、山王7神を祀るために7間社流造で、内部を1つの空間とする全国的にも珍しく学術的に重要な遺構であります。
現在、破損腐食が進んでおり、早急な保存、修復工事が必要であります。岡崎市教育委員会等諸機関の援助を受け、解体修理をめざしてまいりたいと考えておりますので、皆様方のご支援を賜りたいと思います。
平成24年10月吉日
日吉山王社を守る会
参考Webサイト
市指定:建造物 日吉山王社本殿 岡崎市サイト
木造日吉山王神坐像 岡崎市サイト