新設:2018-07-01
更新:2022-11-13
縁起・沿革
撮影:2018-04-15
名 称
富士山本宮浅間大社
所在地
静岡県富士宮市宮町1-1
案内板 (富士山本宮浅間大社案内板)
御祭神
主神 木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)
配祀 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと) 大山祇神(おおやまづみのかみ)
御由緒
人皇第7代孝霊天皇の御代、富士山が噴火し、人民が離散し国内が荒れ果てたので、第11代垂仁天皇は、富士の神霊を山足(やまあし)(山麓)の地に鎮祭した。これが浅間大社の創祀である。
第12代景行天皇の皇子日本武尊が東征の際、浅間大神の神助を畏み、山宮の地(現社地の北方6キロ)に篤く大神を祀られた。
その後、平城天皇の大同元年(806)坂上田村麿が勅命に依り、神霊を山宮より大宮(現社地)遷し奉った。以来実に1200年余、全国1300余社に及ぶ浅間神社の総本宮として、全国的に篤い崇敬をあつめている東海最古の名社でる。
古来、朝廷の崇敬極めて篤く、延喜の制では名神大社に列し、駿河国の一宮として崇められた。武家時代に入ってからは、源頼朝をはじめ、北条義時、武田信玄、同勝頼、等の各武将は、それぞれ神領や神宝を献納して篤く崇敬した。
特に徳川家康は、天下を平定した奉賽のため、慶長9年(1604)に本殿以下の諸社殿を奉献し、更に富士山8合目以上を社地として寄進した。
本殿は2層の楼閣をなし、浅間造と称し重要文化財に指定されている。
富士山信仰
霊峰富士山は、古来浅間大神の鎮まり坐す神体山として、全国の登拝者の最も尊崇するところである。頂上には奥宮・久須志神社の2社が鎮座しているが、共に浅間大社の奥宮で、8合目以上はその聖域にして境内地である。
祭礼 神事
例 祭 11月4日
流鏑馬祭 5月5日
御田植祭 7月7日
開 山 祭 7月1日
閉 山 祭 9月7日
涌玉池(わくたまいけ)
神社の東側神苑にある。富士山の雪解け水が溶岩を浸透し、神立山(かんたてやま)の山裾からこんこんと湧出している。湧出量毎秒3.6㎘(約120石)、水温は年間を通じ13度で、特別天然記念物に指定されている。この池は古来、富士登拝者が沐浴潔斎をしたところである。
参考Webサイトほか
富士山本宮浅間大社 富士山本宮浅間大社サイト
「徳川家康公」全国東照宮連合会刊