新設:2019-07-01
更新:2022-11-13
夷隅神社
撮影:2019-06-13
所在地
千葉県夷隅郡大多喜町新丁(しんまち)63-12
案内板 (大多喜町案内板)
夷隅神社 (いすみじんじゃ)
大多喜町指定文化財
この神社の祭神は 天照大神の弟神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。
その草創については明らかでありませんが、社伝には、長久2年(1041)の再建後、さらに天正15年(1587) に。里見氏の将、正木大膳亮(時堯)が再築したと伝えられています。その後は、代々の大多喜城主に篤く崇敬・加護されたとあります。
むかしから牛頭天王宮(ごずてんのうぐう)と称し、明治の初めに夷※(いじみ)神社と改号して村社となり、明治12年には社格が郷社になりました。
社殿は、拝殿、幣殿、本殿からなる権現造(ごんげんづく)りです。本殿の擬宝珠(ぎぼし)には貞享5年(1688)と、また、拝殿の高欄にある擬宝珠には、文政12年(1829)と銘があって、建築各部の洋式・手法上からも、それぞれ、その時代の建造と考えられています。
境内には、西南戦争はじめ、その後の戦争で戦死した人々の表忠碑や殉職警察官の招魂碑が立てられています。初詣や、4月10日および7月15日の大祭には、近在から多くの参詣人で賑わいます。
平成2年3月
大多喜町
<注>※は 氵(さんずい)+牙+牙+鬲で「じみ」